「繋がってるよ!笑顔になろうよ!」プロジェクト第47弾
2023/06/10
「繋がってるよ!笑顔になろうよ!」プロジェクト第47弾を6月10日(土)13時から開催いたしました。
全国の事業所で多くの利用者さんにご参加をいただきました。
今回は「聴覚障がい者と手話~事例を通して~」というタイトルで金井富美子先生にプログラムを実施いただきました。
初めて手話を経験される方向けに、短い時間ではありましたが、簡単な手話を教えていただきました。
手話の中には、様々な表現方法があることを教えていただきました。
名前に当てはめるとこんな感じです。
ものの形から・・・山・木・林・森・橋・谷・藤
漢字の形から・・・田・川・井・上・下・中
ものの動きから・・・村・東・西・本・鈴
言葉の意味かや音から・・・佐藤・原・渡辺
歴史的な由来から・・・加藤・佐々木
こういった表現が出来ない場合には、指文字を使います。
また、具体的な事例として、
あいさつの仕方や、LIIMO調布のご利用者さんにご協力いただいて、実際に皆さんの名前を全国みんなでやってみました。
島田さんや高島さんに使われている「島」は、なんだか南の綺麗な島をイメージしてしまうほど素敵な手話でした。
手話として、基本的な表現方法は決まってはいますが、全て知らなくても、聴覚障がい者の方とコミュニケーションが取れる方法があることも学びました。
日常で使っているジェスチャーだったり、筆談だったり。とにかく勇気を出してトライ!ですね。
こんな話もありました。
手話講習に通い始めた方が、近くに聴覚障がいのご夫婦がいらっしゃることを知り、ゲリラ豪雨の防災無線が流れた際に、その状況を伝えるためにびしょびしょになりながら、現在の水位の状況などを書いたメモを渡しに来てくれたそうです。
そのメモを受け取ったご夫婦は、初めての経験でとても喜ばれていたそうです。
相手に喜ばれることをしたら、逆に自分が困っている時、今度は助けてもらえるかもしれませんね!
聴覚障がい者の中にも初めから聞こえない方もいれば、途中から聞こえなくなった方もいます。また手話の分からない方もいます。
手話を覚えることも有効ですが、身振り手振りやってみたり、ゲリラ豪雨のお話の方のようにメモに書いてみたりして、うまく会話ができたら嬉しいですね。
次回は7/17(月・祝)13時より、飯名京美先生による「誰でも描けるイラスト講座」をお届けします。